在宅ワークは子育て中のシングルマザーに最適
シングルマザーの方は様々な社会制度によりある程度の援助や保証を受けることはできるものの、やはりそれだけでは経済面での不安がかなり大きいかと思います。
また働きに出かけようと思っても、待機児童が問題になる地域の保育園では必ず子供を預けられるという保証もありません。
仮に預けられたとしても自分の仕事の都合に合わせて子供を見てくれるというわけではありません。
また残念なことですが、シングルマザーは正社員として雇用されにくく、そして長時間の労働が難しいのが現状です。
しかしそうは言っても働かなければいけないし……という葛藤を抱えていらっしゃるシングルの女性も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが時間や場所を選ばず仕事ができる在宅ワークです。
今回はシングルマザーの方にとって、自宅で仕事ができる在宅ワークにはどのようなメリットやデメリットがあるのか、またどのようなお仕事があるのかなどご紹介していきたいと思います。
どんなお仕事がある?
記事の作成
在宅ワークの仕事募集で最も多いのが、ライターや入力系のお仕事。
一見難しそうに思えますが、ライターは調べたことを自分の言葉で書いていくだけの仕事ですし、入力のお仕事はマニュアルに添って作業していくだけです。
どちらも特に難しい知識を必要としていないので、自宅にパソコンとインタネット環境を用意すれば、未経験から簡単に始めることが可能です。
WEB関連の仕事
次に多いお仕事がWEBサイトの管理やサーバーの管理など。
こちらは流石に専門知識が必要となりますが、入力やライティングの仕事よりも報酬が高いのが魅力。働き方次第では短時間で正社員並みの給料をもらえることも。
知識がある方や興味があって勉強される方は、こういたWEB系のお仕事にチャレンジしてみるといいかもしれません。
専門知識があれば
これ以外によく見かけるのは、プログラマーのお仕事でしょうか。
ここまでくるとかなりの専門性を問われますから、報酬もかなりのものです。
フリーランスでプログラマーをしている方は普通の正社員なんかよりもずっと稼いでいたりしますし、プログラミングの知識がある場合は在宅でも困ることはなさそうです。
在宅ワークのメリットとは?
子供の急な体調の変化にも
幼い子どもといえば、どうしても体調をくずしてしまいがち。昨日まで元気だったのにいきなり高熱を出してしまうなんてことも。
熱があっても意外と元気そうにしている場合が多いのが幼児ですが、だからといって保育園に預けることはできません。
こういった急な体調不良や怪我により会社を休まざるを得なくなるのも、シングルマザーの大変なところです。
また、保育園は認可であろうが未認可であろうが、ほとんどのところは日曜祝日の保育を行っていません。サービス業に従事している方にとっては日曜と祝日こそ休みにくかったりしますし、これはちょっと困りますよね。
時間と場所は自分が設定
これらの問題を全て解決してくれるのが、在宅ワークです。
自宅で作業をする在宅ワークでしたら子供の面倒を見ながら仕事をすることもできますし、何よりも一日どれくらい働くか、いつを休みにするかを自由に決定することができます。
万が一お子さんが病気や怪我で長期入院したとしても、ネット環境さえあればPCを病院に持ち込んで自宅と同じように仕事することができますし、時間と場所を選ばず仕事ができるのは大変なメリットとなります。
普通の仕事だとこういった長期の休みが取りにくいのも難点ですが、病気や怪我のトラブルだけでなくお子さんの長期休みに合わせて仕事量を減らしたり、ゴールデンウィークなどの長期休暇もご自身で調整することができます。
自分が体調不良でも
もちろんお子さんの体調不良だけでなく、ご自身の体調不良にも合わせて休むことができるのも大きなポイント。
やはりお子さんが保育園や幼稚園などから病気をもらってきてしまうと自分まで感染ってしまう可能性がありますし、赤ちゃんのいるご家庭ですと、睡眠すらままならない場合だってあります。
体調不良や寝不足だからといってそう簡単に会社を休むことはできませんからね。子育てをしているとつい自分のことについては後回しにしてしまいがちですが、ママだって休養は必要なのです。
よく主婦のお小遣い稼ぎにと取り上げられる在宅ワークですが、やり方次第ではパート以上に稼ぐことができます。在宅ワークはシングルマザーの方にこそおすすめの働き方です。
逆にデメリットは?
非効率になることも・・・
もちろんいいことばかりではなく、在宅ワークにはデメリットだってあります。
子供の面倒を見ながら家で仕事、となると、家事をしたり子供がぐずりだしたりする度に作業を中断しなければなりません。都度中断したところまでの進歩状況を確認し直しさなければならないので、これが大きな負担となってしまう方も多いようです。
一気に進めるとすぐに終わる仕事でも、合間合間に別のことを挟んでしまうとこのように思いの外時間を取られることになってしまいます。
単価が安い
そして最も大きなデメリットとしては、専門性の問われないお仕事はどうしても単価が安くなってしまうということがあげられます。
やはり外に出て働くのとは違い、資格不要であったり誰でも簡単にできるお仕事についての報酬は安めに設定されていることが多いように感じます。
上記したように作業に余計な時間を費やしてしまった場合、時給換算すると最低賃金を下回ってしまう…なんてことも。
すべて自己責任
しかしペース配分を決めるのはあくまで自分自身。
例えば子供が寝ている間にとか、先にある程度の家事を終わらせてしまうことでまとまった時間は取れます。
仕事自体は数をこなしていけば慣れで作業ペースが上がっていきますので、スケジュール管理をきちんとすることと仕事の効率化によって、それなりに労力に見合ったお金を稼げるようになるかと思います。
子育てをしながら家に居るというのは、一見時間があるようで案外まとまった時間はとれないもの。時間の管理も在宅ワークのうちのひとつになってくるでしょう。
ただ、自分自身に甘い方はついつい「納期まではまだ時間があるから……」と仕事を延ばし延ばしにしてしまいがちです。人の目がない分、怠けてしまったりやるべきことを先延ばしにしてしまうのもデメリットのひとつかもしれません。
頑張りが反映しやすい
スケジュールの自己管理が苦手な方にとっては在宅ワークと家事育児の両立は少々難しいかもしれませんが、しかし全く稼げないというわけではありません。
効率が悪くてもパートに出かけるくらいのお金を稼ぐことはできますので、外で働くことができないシングルマザーの方にとってはかなりのメリットがあるかと思います。
また子供がある程度大きく手が掛からない方やスケジュール管理の得意な方だと、正社員として外に出て働くほど稼いでいる場合もあります。
そこまでくると子供を長時間保育園にあずけてまで外で働く理由はありませんよね。
急な用事や子供の体調不良にもすぐに対応できるのが在宅ワークの大きなメリット。休みの都合だって自分で調整できますから、子どもとの時間をより沢山作ることだって可能です。
シングルマザーのダブルワークにも
育児が一段落したシングルマザーにも、ダブルワークとして在宅ワークはお薦めです。
例えばいくともパートを掛け持ちするのであれば、メインのパートを一つ決めて、在宅ワークと併用するダブルワークは如何でしょうか?
子育ては成長しても、親が家にいる時間が少ないことは子供にとってやはりさみしいものです。仕事とは言え、家をあけているよりもあなたが自宅で仕事することで、子供には安心を与えることができるはずです。
また外の仕事以外に、自宅でも仕事をしているあなたの姿を見て、子どもは何か感じることもあるでしょう。
このようにダブルワークとして在宅ワークを活用することで、収入面以外に好影響を与えることもありえるのです。
育児と仕事の両立に困っていらっしゃる方やこれから新たな仕事を考えているシングルマザーの方は、時間や場所を選ばない、そしてダブルワークにも適した在宅ワークを選択肢のひとつに考えてみてはいかがでしょうか。