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シングルマザーの子育て・学習

シングルマザーの場合、子育て、仕事や家事といった大変なことを1人でこなさなくてならない上に、やらなくてはならないことが際限なく続くため体も心も休まる暇がありません。

そんな状況であれば、誰でも子育てや子供の勉強について多少なりとも思い悩んむのは当然のことだと思います。

ちなにみ厚生労働省の調査では、シングルマザーのお母さんが子育てに関する悩みで一番多いのは、0~4歳の子どもを持つお母さんが「しつけ」と「教育」だとされています。

シングルマザーのご家庭では、母親と父親の役割の両方を一人で担わなければなりません。

そして子育てを行う上で、この2つの役割をどのようなバランスで行うべきなのかを不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

シングルマザーが陥る子育ての問題

シングルマザーのお母さんが子育ての際に陥りやすい、問題について紹介していきましょう。

母子家庭の場合、母と子供という家族構成になるため、自然と母親と子供の結びつきが強くなっていきます。また父親の役割と母親の役割を同時に担おうとする傾向が強くなります。

この2つの役割のバランスをうまく取れずに子供と接することで過干渉や過保護、反対に親子の距離が離れすぎるといった家庭環境になってしまうケースもあります。

子供がこういった家庭環境下におかれると、纏綿状態という子供の情緒が混乱してしまう状態になってしまう可能性が出てきます。

この纏綿状態とは子供の価値観が心理的に母親の価値観と一体化してしまい、子供独自の価値観を持つことが困難となってしまう状態をさします。

親が「しつけ」や「教育」と称して、「ああしなさい」「こうしなさい」と子供を自分のコントロール下に置きたくなる傾向が強まると、子供には成長してはいけないというメッセージを送っていることとなり、自分では何もできない大人に成長してしまいます。

逆に「してはいけない」という「禁止命令」が多い場合は、子供が「自分は何もできない」「自分はいない方が良い」と思い込んでしまい、自分の価値観を見失ってしまうこともあります。

また子供が泣いて感情をあらわにしている時に、子供を無視する行動や怒りに任せる行動は「感情を表現すること=悪いこと」と子供が思い込んでしまい自己の表現が困難な大人になってしまうこともあります。

そのため、親としては子供の良い面と悪い面の双方を受け止めてあげることが大切です。

しかし現実には親の負担が多すぎて生活にストレスを感じて、いけないことと頭ではわかっていても子供にあたってしまうことがあります。

ですから母親がストレスを上手に発散することで、子供をストレスのはけ口にしないことが大切です。

そしてシングルマザーの家庭では、母親も子供もありのままの状態を受け入れることで、子供の感情も安定し自己肯定感の高い本当の意味で手のかからない子供に育つこともあります。

つまり母親のストレスを解消することは、これらの子育ての悩みの解消にも良い影響を与えるのではないでしょうか?

まずは自分自身を大切に労ることを忘れずに、子供と接してみてはいかがでしょうか。

シングルマザーが抱える子供の学習方法

 

シングルマザーの世帯年収は、両親の家庭の半分以下というデータがあります。また9割近くの家庭が、生活が苦しいと回答しています。

こういったデータからも多くのシングルマザーは経済的に悩んでいることが明白で、また子供と生活することで精一杯になっている状態であることがわかります。

こういった経済状況の中で、

子供の教育にあてる資金を確保することは簡単なことではないでしょう。

また子育て、仕事、家事で忙しい中、母親が子供の勉強を見る時間を確保するのも難しいことだと思います。

さらに子供の成長とともに学習内容も難しくなってきますので、教えること自体が難しいケースも考えられます。

こういった状態では、子供が学校の授業についていけなくなり、「授業がわからない」状態になってもそのままを引きづってしまい、さらに授業についていけなくなる最悪のループになりかねません。

塾に通うにもお金も心配だし、どうすれば良いでしょうか?

こういったケースで役に立つ学習補助が自治体による学習支援です。

各自治体が母子家庭を対象とした、大学生などのボランティア講師から勉強を教えてもらうことができます。

この支援には、講師が家庭に訪問して子供の学習指導をする「家庭教師型」と、公民館などの公共施設を利用した「塾形式」があります。

興味のある方は、お住いの自治体に問い合わせてみて下さい。

また参考書や本はネットショップで扱っている中古本を利用して安く入手する方法があります。学習内容は1~2年で劇的に変化することは稀ですので、去年一昨年に使われていた参考書であれば特に支障なく使用できるでしょう。

そして学年が変わり不要となった参考書は、参考書やテキストを専門に買い取っている業者があるので利用してみるのもいいでしょう。

またシングルマザーのお母さんは、日々仕事に家事に忙しく、子供の勉強を見てあげることが難しいときもありますが、可能な限り子供からの質問に答えてあげて下さい。

忙しい中でも、

子供の知的好奇心の芽を摘むことなく質問にはしっかりと答えてあげて下さい。その行動が子供の学力を向上させることにつながることがあります。

また経済的に困窮している場面を子供にはあまり見せないようにして下さい。

子供が安心して勉強に集中できるように、お母さんがゆったりと構え苦しい顔を見せないように気を付けてください。

まとめ

 

仕事、家事、子育てを全部1人でとなれば、日々のストレスから子供に当たり散らしてしまうこともあります。

しかし子供は自分が安心できる場所で、つまり家庭にいる間だけでもお母さんと一緒の時間を大切に感じているものです。

子供が何か感情や質問をお母さんにぶつけてきたのならば、忙しい手を少しでいいので止めて、子供に向き合う時間を取ってあげて下さい。

ほんの5分でもいいのです。その数分で子供は安心することができます。

子供の自己肯定感を上昇させることや知的好奇心を満たすためにも、お母さんの笑顔が一番の特効薬なのです。

辛いと感じた時は第三者に助けを求めお母さん自身の負担を取り除いて下さい。

そして負担が軽くなった分は子供との時間にあててください。子供も笑顔のお母さんが一番好きなはずですから。